Development of
Large-scale Fault-tolerant Universal
Optical Quantum Computers
従来のコンピュータは0か1で情報を表現し計算を行なっていますが、量子コンピュータは0と1両方の情報を保持でき、その性質を利用することで何通りもの計算を瞬時に行うことができます。
しかし、計算の正確性の課題や得意とする計算が限られていることなどから汎用的なコンピュータとして利用するのは難しいと考えられてきました。
本プロジェクトでは、量子コンピュータの汎用化という課題に光量子技術を用いて挑みます。
現在利用されている量子コンピュータは電気信号が使われていますが、私たちが開発している光量子コンピュータは電気信号の代わりに光信号を使います。光はクロック周波数が高く、電気信号より早く計算を行うことが可能です。
全てのコンピュータが電気信号ではなく、
光信号に置き換わることができれば、
私たちは現在では想像できないような
コンピュータパワーを手にすることになるでしょう。