研究開発課題の概要
本プログラムマネージャーらが開発した時間領域多重汎用光量子コンピューティングの手法では、量子計算を行う量子もつれとしてクラスター状態を用いますが、そのクラスター状態はスクイーズド光を用いて生成します。そして、現時点でスクイーズド光のスクイージングレベルの誤り耐性閾値が最も低くなるのは、GKP量子ビットと呼ばれる状態を用いた場合であると考えられています。GKP量子ビットでは1 0 dB 未満の閾値の場合も発見されていますが、この時のGKP量子ビットへの要求が厳しく、この要求の緩和が求められています。本プロジェクトではこのような低い誤り耐性閾値を持つ誤り訂正法において、GKP量子ビットへの要求の緩和、および更なる低閾値化を目指します。